Yちゃんが会社を辞めることになった。

「Sさんたちにも相談したかったけど、忙しいのは誰より私がわかってるし、自分で決めて、朝一で部長に辞めるって言うことにしたよ。いっぱい話聞いてもらったのに、ごめんね。会社は辞めてしまうけど、いつまでも親友でいてね」

かいつまんで書くとそういった内容の、
とても長いメールが、朝早くに届いた。

昨日の夜、ここ1ヶ月、私たちは2人はほんとしんどくて、
人間不信になるようなことばかりだったけど、
一緒に頑張っていこうね、って話したばかりだったのに。

そのメールを読んで、私は不覚にも朝から大号泣しながらSさんにメールして、
電話し続けた。

彼は、電話にでなかった。
今日彼は健康診断なので、朝は通常よりゆっくりなはず。
まだ起きていないのかも。

Mさんは出張中だけど、携帯の電源を切っていて、でない。
常務に電話したら、電車の中だ、と。

彼らに電話してどうして欲しかったのだろう。
彼女を止めて欲しかったのかな。
彼らならば、彼女が辞めるのを止められたはずなのに、
私一人では止められなかった、と思いたくなかったんだろう。
そんな気持ちは重すぎる。

彼女が一度言ったことを撤回しない性格なのは良く知っている。
だから、部長に言う前に話をしたかったんだけど。

自分の無力さや、不甲斐なさを思い知らされる。
東京になど、行ってる場合じゃなかった、と。
結果論でしかないけれど。

残業してたけど、泣けてきちゃって仕事にならないので、
帰ることにしたら、
久々にエレベーターで先輩と一緒になる。
私に仕事をイチから教えてくれた大先輩(48歳女性)。
不覚にも(2回目)、話をしてたら、泣いてしまった。

でも、話を聞いてもらってかなり落ち着いた。
やっぱり、一人で抱えるには重すぎた。

Yちゃんが辞めても、会社は普通にまわっていく。
私が辞めても、もちろんまわっていく。

でも、私は辞めない。
今は苦しいけれど。
苦しい時だからこそ、辞めない。
もし辞めるなら、一番良いときに辞めてみせる。

そして。
私はYちゃんを親友だなんて思ったことがなかった。
「いい人だと思ってたけど、そうじゃなかった」
と言われたことがあったから。
でも、彼女曰く、そこまで本心をぶつけることができた相手は
人生において、私しかいないらしい。
「会社で信頼できる人はあなたしかいないと思った」
と言われた。

でも。
彼女は会社を去る。
それが、全ての結果だ。

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